みなさんは髪の毛を洗う時に使う「洗い流さないトリートメント」を知っていますか?洗い流さないトリートメントは便利で人気が出てきていますが、正しい使い方を知らないと洗い上がりがパサついてしまいます。そこで、洗い流さないトリートメントの効果と正しい使い方を簡単に紹介します。
インバスタイプとアウトバスタイプ
トリートメントには2種類のタイプがあり、洗い流すトリートメント(インバスタイプ)洗い流さないトリートメント(アウトバスタイプ)にわかれています。お風呂の中で使うか使わないかの違いですね。
インバスタイプ
お風呂の中で使うインバスタイプは、シャンプーが終わった直後に使います。シャンプーが終わった後のキューティクル(毛の表皮)が開いた状態になっているので、洗い流すトリートメントを使うことで、髪のダメージに対して効果的な栄養を与えます。
また、髪のダメージによって傷んだ髪質をトリートメントによって、補っていくことになります。内部から補修してくれるので、髪全体をさらりとした質感に変える効果があります。髪のダメージが気になる方は洗い流すトリートメントを使って髪のケアがおすすめです。
アウトバスタイプ(洗い流さないトリートメント)
お風呂の外で使うタイプで、タオルで髪を乾かした状態で使います。髪を乾かした後は、キューティクル(毛の表皮)が閉じた状態になっているので、洗い流さないトリートメントを使うことで、髪の毛の外側を一本ずつ保護していきます。髪の毛の内部ではなく、外側をコーティングしてくれるので、外からのダメージをしっかりと防いでくれる効果があります。
洗い流さないトリートメントは、髪に栄養を与えて補修していくものではありませんが、熱や摩擦から髪の毛をしっかりと守ってくれます。ドライヤーや紫外線に対しても効果的です。
また、お風呂上りだけではなく、ヘアアイロンやコテを使う時にも使えます。熱によるダメージを守ってくれる効果があるので、ヘアメイクをする前にも使えるのは便利ですね!
製品によっては、濡れた状態か乾いた状態で使うかが変わってきます。効果的に使えるように、製品の特長を把握しておきましょう。
どちらがおすすめ?
洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメントは、傷付いた髪を内部から補修するのか、髪を外側から守るのか、という風に使い方がわかれています。髪のダメージが気になる方は洗い流すトリートメント、髪を保護したい方は洗い流さないトリートメントを使っていきましょう。そして一緒に使ってあげることで、トリートメントの効果を高めることも可能です。
洗い流さないトリートメントの種類
洗い流さないトリートメントは、大きくわけると3種類にわかれます。特徴をまとめましたので、好みに合わせて使い分けましょう。
オイルタイプ
髪の毛をしっかりとコーティングする特徴を持っているのが、オイルタイプです。ドライヤーやヘアアイロンの熱によるダメージ、紫外線からのダメージ、タオルの摩擦によるダメージに強いので、髪をきちんと保護してくれる効果が期待できます。
そして、髪の毛のうるおいを閉じ込める効果もあるので、うるおいを長時間キープしてくれるところも嬉しいポイントです!
ミルクタイプ・クリームタイプ
髪の毛にうるおいを与えてくれる特徴を持っているのが、ミルクタイプとクリームタイプです。うるおいを髪に与えてくれるので、しっとりとまとまった髪の毛に仕上げてくれます。乾燥した状態の髪の毛がボリューミーな方におすすめです。
ミルクタイプならさっぱりとした仕上がりになり、クリームタイプはしっとりとした仕上がりになるので、使い分けできるのもポイントです!
ミストタイプ・エッセンスタイプ
軽い付け心地でうるおいを与えてくれる特徴を持っているのが、ミストタイプとエッセンスタイプです。髪を内部からケアしてくれるタイプの洗い流さないトリートメントなので、オイルタイプと組み合わせると効果的です。
洗い流さないトリートメントを正しく使うには?
お風呂上りに使うなら、シャンプーとトリートメントでしっかりとダメージをケアして髪をタオルで優しく乾かしてから使います。塗れたタオルだと髪の水分を吸い取ってくれず、上手く乾いてくれないので、乾いた状態のタオルを使って乾かしておきましょう。
タオルで乾かす時には髪を傷付けないために、やさしく包み込むように乾かしていきます。髪を触ってみて水が付かない状態で、しっとりとした髪になっていれば大丈夫です。ここでは、髪を完全に乾かさないようにするのがコツです。
髪をある程度乾かしたら、洗い流さないトリートメントを使っていきますが、頭皮に直接付かないように注意しましょう。髪の長さやダメージによって使う量が変わってきますが、ショートなら1プッシュ、ミディアムなら2プッシュ、ロングなら3プッシュ程度で使っていきます。あまり多い量を付けすぎないようにしましょう。
洗い流さないトリートメントを手のひらで伸ばしたら、髪の中央あたりから毛先に付けていきます。手グシを通していくように、やさしくすることを意識しましょう。髪のダメージが気になる時は、洗い流さないトリートメントを揉みこむように付けていきます。
しっかりと洗い流さないトリートメントを付けたら、ドライヤーで乾かして完成です!ドライヤーを使う時にも、熱が当たり過ぎないように。
ヘアアイロンやコテを使う時にも、熱によるダメージを防ぐために洗い流さないトリートメントを使っていきます。
熱でダメージを受けてしまうと、毛先がぱさついてしまいます。オイルタイプの洗い流さないトリートメントを使って、ヘアアイロンの熱から髪を守ることができます。
まとめ
・トリートメントはインバスタイプとアウトバスタイプでわかれている
・洗い流さないトリートメントは種類があり、使い分けることで効果が増す
・オイルタイプは髪をコーティングして保護してくれる
・ミルク・クリームタイプは髪にうるおいを与えてくれる
・ミスト・エッセンスタイプは軽い付け心地で、内部からうるおいを与えてくれる
髪の毛をしっかりとケアしたい方は、洗い流さないトリートメントを上手に使って、魅力的な髪を作っていきましょう!